2013年5月30日木曜日

携帯の人口カバー率改定:「市役所単位」から「メッシュ単位」に 実態をより反映へ─日経

携帯電話の利用可能なエリアを示す「人口カバー率」の算出方法が変更され、総務省が「7月以降」に新規割り当て予定の周波数帯に適用すると日本経済新聞が報じました。

従来、市役所や出張所が圏内ならば、その市町村全てが圏内であると判定していましたが、新方式では全国を500mメッシュに区切り、個々のメッシュごとに圏内か圏外かを判定する仕組みです。
従来方式では人口カバー率100%をうたいながらも実際には市の中心部しかカバーしていない例も多くみられており、新方式の導入で消費者は従来よりも正確に、より繋がるエリアの広さを確認可能になると伝えられています。

なおこの500m四方のメッシュ方式は、地球が球体であるため厳密には個々のメッシュの大きさは異なり、札幌付近では509.1x462.9mmに、那覇付近では624.6x461.6mになります。

またメッシュ内の圏内・圏外判定についてはメッシュ内の圏内エリアが面積比で50%を超えればそのメッシュ全域を「圏内」と見なし、50%以下ならば全域を「圏外」とみなします。なおエリア判定については通信各社がコンピュータシミュレーションを用いてはじき出すそうです。

情報元:日本経済新聞